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Beyond the Wallの製作(その5) [Kingdom Death: Monster]

 先日基本塗装を行ったKingdome Death: MonsterのミニチュアBeyond the Wallに、一点光源手法(と勝手に呼んでいる)塗装技法に初挑戦してみようと思います。
 ミニチュアのフィギュアの塗装は一般的にベタ塗りではなく、立体感を出すために人工的な陰影を描くことが多いのですが、実際には物体にできる影は見る角度によって変わります。つまりフィギュア塗装の陰影は写真や動画のようなリアルな影ではなく、凹凸を強調する作為的な影だといえるかもしれません。
 そして、一点光源手法というのは、この漠然と描かれる影を作り出す光源をある一点、通常はミニチュアやジオラマなどの中に配置される一点に絞り、そこから照射される光りを塗装で描くという技法です。
 よくあるのが夜の空間のなかで松明やたき火といった唯一の光源に照らされた人物や物体をそれらしく塗り分けるというもので、今回はヒロインのAyaが手に持っているランタンだけが唯一の光源であるという、キットに貼付のイラストを再現してみよう、というわけです。
BtWall013.jpg
 というわけで早速挑戦。個人的にこの技法の難しいと思うところは、光りに照らされた部分と影になる部分が、あくまで光りを反射したり、逆にコントラストで暗くなるということを、大げさに強調するため、肌や金属、布や革といった素材そのものの色からかなりかけ離れる大胆さが要求される一方で、色分けした同一素材部分がちゃんと同じ物にみえなければいけない、という制約があります。
 そこでまず上の画像のように、普通に基本塗装をペイントした上から、ランタンの光が強く当たるであろう頭部の左側、背景の壁、床、そして胸元と膝のあたりに、その素材の色より明るいオレンジやイエローを加えてみました。
BtWall014.jpg
 これでも少しは光りを感じますが、なんとなく不自然な印象も受けます。髪や床、壁は光を反射してオレンジ色になっているのに、彼女の鎧や太腿のタイツはちょっと明るいだけです。また、光りが当たってない部分がおもったほど暗くないように思いました。
BtWall015.jpg
BtWall016.jpg
 そこで、影の部分をさらに暗くしようと焦げ茶や黒を加え、また光が当たる部分にさらに黄色みを加えてみました。肩や胸の鎧も本来はシルバーですが、部分的にゴールドを重ねてみたところ、光っている感じが出てきました。ブーツの折り返しにも黄色いハイライトを入れています。
BtWall018.jpg
 さらに壁と床により影となっているような印象を与えるため、黒の上からダークブルーを重ねてみました。タイツももともとの色は灰色がかったダークグリーンなのですが、それ自体のグラデーションに加え、暗い部分に青、明るい部分にオレンジを重ねてみています。

 この試行錯誤の作業はなかなか楽しく、あーでもないこーでもないといいながら、何度も色を重ねてしまいました。ついでに手足のタイツ部分にイラストと同じような伝線を加えて、悲壮感を増してみました。
 このような技法は撮影の際に、劇中の光源以外の光が当たるので、これはこれでちょっと不自然なのですが、雰囲気は少しつかめたかな、と思っています。
 下の画像がほぼ完成状態。ミニチュアのディテールが細かいと塗装も楽しく進められますね。
BtWall017.jpg

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