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Baptism by Fireユニットカウンター紹介(その5) [ウォーゲーム]

 前回の第1機甲師団に続き、Baptism by Fireに登場する連合軍部隊第2弾は、やはり米軍の、今度は歩兵師団を見ていこうと思います。

 トーチ作戦以降、チュニジア方面には全体を統括する第18軍集団の下にイギリス第1軍司令部があって、その下にイギリス第5軍団、フランス第19軍団、そして米陸軍は第2軍団司令部と第1機甲師団と第1、第3、第9、第34の4個歩兵師団(および第82空挺師団の一部の部隊)が参加していました。
 ただし、このうちフリーデンダール将軍率いる第2軍団の配下となってカセリーヌ方面の前線に進出していたのは、第1と第34の2個師団だけだったようです。本作に登場する師団司令部もこの2個師団だけですが、いずれの部隊もカセリーヌの戦いにおいては、まとまった形では投入されませんでした。
BbF_US.jpg
 上の画像を見ると、いずれの師団の司令部も部隊規模が「XX(-)」となっており、第1歩兵師団は第16歩兵連隊と第26歩兵連隊の1個大隊のみ、第34歩兵師団は第133、135の2個連隊しか配属されておらず、第196歩兵連隊がいない代わりに第1歩兵師団の第18歩兵連隊が編入されています(第18歩兵連隊の上級部隊が「(34 inf)」と括弧付きになっているのは、もともと第1歩兵師団の所属であることを示しています)。
 第1歩兵師団「ビックレッドワン」は米陸軍の常備師団で、第1次世界大戦時に創設されて以来、今日まで一貫して現役状態にある部隊です。第2次世界大戦では本作で扱う北アフリカ作戦に始まり、シチリア、ノルマンディーと2つの強襲上陸作戦に参加、その後もコブラ作戦、アーヘン攻略、そしてバルジの戦いなど、いくつもの激戦に投入されました。
 カセリーヌの戦いは本師団にとっても初陣といってよい作戦でしたが、機甲戦術という新しい概念を模索しているところだった第1機甲師団とは異なり、十分に訓練を積み基本的な歩兵戦術も身につけていた米歩兵部隊として、ユニットカウンターの数値では平均的な優良部隊として扱われているように思います。
 画像に映っていない第26歩兵連隊の第1および第3大隊ですが、第1大隊は次回に紹介しようと考えている「タスクフォース・スターク(こじょTFを指揮する第26歩兵連隊長に由来)」の中核部隊として分遣されており、第3大隊は「タスクフォース・ボウエン」として本作で扱う範囲のさらに南側の峠を守るために分派されていたようです。
 師団にはもうひとつ、第1工兵大隊が所属していますが、最前線での爆破や架橋任務を担っていたドイツ軍の戦闘工兵とは違い、当時の米軍工兵は後方での建設作業や地雷敷設などを任務としていたようです。
 もっとも戦史などを読むと、それにもかかわらず急を要する状況下では自身が建設した防御陣地で、不慣れな防御戦闘を強いられることも多かったように思います。

 陸軍正規の常備師団である第1歩兵師団に対して、第34歩兵師団はノース・ダコタ、サウス・ダコタ、ミネソタ、アイオワの各州の州兵(National Guard)を集めて編制された州兵師団でした。
 この師団はイギリス軍司令部に配属されて配備地の北アイルランドからアルジェリアに上陸、チュニジアでの初陣を経たのちも地中海戦線に留まり、イタリア半島のサレルノ上陸、グスタフラインの攻防ではモンテ・カッシノを巡る作戦に参加し大損害を被り、後方で再編成を行った後に今度はアンツィオ橋頭堡へ投入されました。
 その後もローマやボローニャの占領に関わったこの部隊には、日系二世の兵士で編成された第442連隊が配属されていたこともあったようです。

 本作の部隊編成には先述の第1歩兵師団から編入された第18歩兵連隊のほかに、第135歩兵連隊および第133歩兵連隊の第1、第3大隊が所属しています。欠けている第133連隊の第2大隊は、この作戦期間中「3/26」と同じく本作の地図外に配備されていたようです。
 第34歩兵師団にはさらに第168歩兵連隊も所属していましたが、同連隊の第1大隊はこれも後述するフランス軍の「TFウェルヴェール」に分遣され、第2、第3大隊は前回ご紹介したように第1機甲師団のCCAに配属され歩戦協同のタスクフォースを編成していました。

 第1歩兵師団と同様、第34歩兵師団にも第109工兵大隊という工兵部隊が所属していました。この部隊もカセリーヌの戦いには参加しているのですが、おそらく中隊毎に各歩兵連隊に分散して配備されたため、ユニットカウンターには表されていないのだと思います。ネットで少し調べたら、C中隊は第168歩兵連隊の一部とともにファイド峠の戦闘に加わっていたという記述を見つけました。

 というわけで、次回は第1歩兵師団から分遣されたタスクフォース・スタークと、少数の米軍独立ユニットを見ていこうと思います。

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